記事を少し手直ししました(4.13)
防犯だけにあらず
ガーデンライトでお庭にアクセントを(前編)
~ 資格不要のローボルトタイプ ~
夜は明かりで防犯、昼は形が庭を彩るガーデンライト
ガーデンライトですから、夜間は庭に明るさをもたらすのは当然のことですが、昼はライト本体の姿形が庭のデザインをおしゃれにするだけでなく、建物や外回りの門、塀なども華やかにしてくれます。
電源は光センサーによる自動オンオフ(手動による入り切りも可)なので手間いらず。
業者に依頼すればおそらく100ボルトの製品を使ってきれいに仕上げてくれると思います。
しかし直流の12ボルトを使用する製品なら、電気工事士という資格なしで簡単に工事ができます。
ぜひご自分で設置してみませんか。最初は1ヶ所から、そして少しずつ拡張していけばこれまた楽しいです。
ローボルトタイプ(直流12ボルト)なら資格不要で設置は簡単
ガーデンライトに使用するライトは、電源の種類により概ね次の3つに分けられます。
- 100ボルト電源を使用するもの
工事の内容によっては電気工事士の資格が必要 - 直流12ボルトを使用するもの
ローボルトタイプと呼ばれるもので製品の種類も充実しており、取り扱いが容易 - 太陽電池を使用するもの
コードが無いので本体を地面に挿したり柱に固定するだけで完了
我が家では直流12ボルトを使用する「ローボルトタイプ」を採用しましたのでご紹介いたします。
ガーデンライト設置に必要な物
ガーデンライトを構成するのに必要な最小限のものは次の3つです。
- ライト本体
- ローボルト電源
- ライトと電源を接続するケーブル
1. ライト本体(我が家で使用中のもの)




ライト本体はいくつかの種類があります。旧製品を除いて半導体のLED球が使用されています。
寿命が長く消費電力が少ないのが特徴です。
2. ローボルト電源
電源は専用12ボルト電源(ローボルト専用コントローラー)を使用します。
電源部は壁やポールに取り付け
設置工事の概要はいたって簡単です。
電源(ローボルト専用コントローラー)を壁や柱等に取り付け、100ボルト電源に差し込み、出力端子に各ライトのコネクタを差し込みます。
専用の延長ケーブルやジャンクションプラグ(テーブルタップのようなもの)を介してレイアウトを広げることが出来ます。
ただし屋外の適当な場所にコンセントが無い場合は、電気工事業者に増設を依頼する必要が有ります。

専用電源(ローボルト用コントローラー)
専用電源(ローボルト用コントローラー)は、一般に外壁などにある屋外コンセントの近くに設置します。
ローボルト専用コントローラーは全天候型ですが、電気工事で使う「ウォルボックス」に収納してみました。
電源部の取付状況
装置の下部にAC100ボルト入力端子が1つと直流12ボルトの出力端子が2つ並んでいます。


タイマーで複数の点灯方法を設定できます
電源のLED窓に表示されるタイマー機能を切り替えることにより以下の動作を選択できます。
- 日没後点灯し、夜明けとともに消灯
- 暗くなると点灯し設定した時間経過後に消灯
- 常時消灯
- 常時点灯
3. 接続ケーブルとジャンクションプラグ
ライトと電源があればそれらを結線することで完了です。専用のコネクタが付いているので挿し込むだけです。なおライト本体にもともと付いている電源ケーブルは長さが3メートルです。
必要が有れば以下に示す延長ケーブルとジャンクションプラグ(テーブルタップのようなもの)も追加してレイアウトをしていきます。
これらを組み合わせれば専用コネクタをつないでいくだけで簡単にガーデンライトが設置できます。
電線そのものをカットしたり繋いだりという作業が無いので便利な製品です。ただし長さが決まっているのでレイアウトはどうしても制限されてしまいます。(これについては後述します)

4. 必要なら電線を保護しよう(必ずしも必要ではありません)
使われている電線は結構細いのですが、そのこと自体は特に心配ありません。
ただし場所によっては地べたや花壇の草の裏あたりに這わせた場合、庭の手入れ作業中にダメージを与えてしまうこともあり得ます。
電線を保護するには「後編」に記載した可とう管に電線を通す方法があるのですが、ここではもっと手軽に使えるケーブル保護としてコルゲートチューブというものを使ってみました。
このチューブにはスリットが入っていて、電線をそのスリットに押し込むようにして被せて使うものです。
被せるためにコルゲートチューブ用挿入工具なるものを使用します。この工具無しで被せるのは困難です。
値段は500円前後と安価ですがとても便利です。
コルゲートチューブにケーブルを通す短い動画を作りました(音声なし)

チューブも工具もサイズは各種あるので確認してね。
5. LED球の取り付け方に注意!
タカショーの製品の場合、製品レビューには「LED球がなかなか本体ソケットに入らない」というのを多く見かけます。
これについては次の記事を参考になさってください。


もっと自由にレイアウトしたい
以上のように好みのライトとローボルト電源、延長ケーブル、そしてジャンクションプラグがあれば、そこそこのレイアウトはできると思います。
しかしここで使われているケーブルは長さが固定されているのが最大のネックなのです。
市販のケーブルを必要な長さにカットして使用することで自由なレイアウトが可能になります。
接続のための豊富なパーツが利用できます。はんだ付けなんかしませんよ。ローボルトなので電気工事士の資格も不要です。
後編では市販のケーブルを使って自由にレイアウトする方法をご紹介します。