ネットの進歩に伴い電子メールやSNSが普及し手紙を書くことが少なくなりましたが、やはり画面に映し出される文字よりも紙に印刷された文字の方が、手書きではなくてもホッとすることがあります。
投函はパソコンの中の郵便ポストへ ?
Webゆうびんは、タイトルのとおりデスク上のパソコンから手紙を ” 投函 ” することが出来るのです。その手紙には写真も” 同封 ” できます。印刷という形ではありますが。

以前はハイブリッドメールとか言ってたね。今は「Webゆうびん」って言うんだ。
手紙を書くのが億劫な方でも、キーボードをたたくだけでそれをシステムが印刷して、きちんと封筒に入れて送ってくれます。
投函するまでの作業にはパソコンを使いますが、相手に「書面」で届くのは嬉しいことです。
Webゆうびんとは
通常の郵便サービスに「レタックス」「手紙」「速達」「内容証明郵便」などがあります。
WebゆうびんはこれらのサービスをWebから行うもので、それぞれ「Webレタックス」「Webレター」「Web速達」「e内容証明」という名称でサービスが用意されています。
Webゆうびんのメリット
24時間365日いつでもどこでも、外出先や旅行中の電車の中からでもネットが使える環境なら利用可能です。
支払いはクレジットカード決済ですが、法人に利用しやすい料金後納もあります。
● 差込差出し機能
1回の申し込みで宛先別に内容の異なる郵便物を発送することが出来ます。
例えば
・顧客ごとに内容の異なる請求書、納品書等
・受取人毎に参加日時の異なるイベント案内状
● アドレス帳機能
Webゆうびんのサーバー上に保存する住所録を管理することが出来ます。
発送時のあて先として選択できるため、Webレターで同一文面を大量発送する際に便利です。
他にもメリットはたくさんあります。日本郵便のWebからご覧ください。


Webゆうびんを使ってみよう
Webレターの外観と機能
ここではWebゆうびんの中で、いわゆる「手紙」にあたる「Webレター」について実際に使用してレポートしたいと思います。




利用登録をする
WebゆうびんのHPから登録します。
登録情報としてご自分のメールアドレス、パスワード(半角英数字8~16文字)、そして決済のためのクレジットカードを用意します(料金後納制度もありますが省略します)。
作成から投函までの手順
サービスを選択する
ログインしたらサービスを選択します


レターの本文を作成する
直接本文を入力することもできますが、あらかじめWordファイルやPDFファイルを作成しておき、それを読み込む方がレイアウトしやすく、間違いが少ないです。
ただし読み込んだファイルの内容を修正することはできません。
サンプルとして下図のようなWord ファイルを用意しました。


用意した原稿(Word 又は PDFファイル)を読み込む
前項で用意したファイルを選択します。文書にカラーの写真やイラストがある場合は「カラー」を選択します。カラーは見やすいです。


取り込んだ文書ファイルをプレビューで確認
ファイルを読み込むとプレビュー画面が現れます。もしカラーの写真やイラストが白黒で表示されていたら、それはファイルを読み込む際に白黒を選択しているからです。戻ってやりなおしましょう。


必要に応じ文字やイラスト、写真を挿入
パソコンから印刷物の手紙を送ることが出来るというのは思った以上に便利です。
しかし写真や他の書類を同封することはできません。その代わりレターに「印刷」することはできます。
パソコンならではの特技です。
また取り込んだ文書ファイルの内容そのものは修正できません。すでに「絵」ですから。
・右側のアイコンメニューから「文字」を選択して直接文字を入力することができます。
フォントやサイズも選ぶことができます。
・同様にイラスト、写真ファイルを取り込むことができます。
サンプル画面でサイズや配置場所を調整しながら複数追加できます。この点は使いやすいです。
これらは文書ファイルに重ねて表示することも可能です。
ページの追加もここで行います。(上部ニューの「ページ操作」をクリック)


プレビュー画面はカラーだったので、当然カラーで処理されていると思ったら白黒だったという失敗を何度かしました。
これで良ければ「内容を確定」します。



プレビューはカラーなのに、上部の「印刷設定」が白黒のままだと白黒で処理されてしまうんだ。これはちょっと気が付かないよ。



それじゃ、せっかく美しい写真を入れても意味がない…。



間違って白黒指定しても確認画面はカラーのままでは勘違いしてしまうなあ
レイアウト確認と料金内訳
「内容確定」ボタンを押すと下図のようにレイアウトの概略が表示されます。
レイアウトを下までスクロールすると料金内訳が表示されます。
この時カラー料金が表示されていればカラー処理されています。
白黒料金になっていたら一つ戻って「印刷設定」をカラーに直します。
ここがカラー・白黒の最終チェックとみることもできますね。


良ければ「差出人設定」に進みます。
次の利用料金説明は「Webレター」の場合ですが、そのほかにも「レタックス」や「速達」もあります。詳細はHPからご覧ください。
【 利用料金(税込) 】
・ 白黒印刷で本文1ページの場合、1通99円
・ カラー印刷の場合は1通146円
参考:カラー印刷内訳
手紙本文1枚62円+基本料金84円=146円
プレビューで仕上がりイメージを確認し、料金の確認が済んだら支払いの手続きをして完了します。


良ければ「差出人設定」に進みます
差出人とあて先を設定する
いずれも直接入力できますが、差出人は登録しておき、宛先もその都度アドレス帳に登録しておけば、次回からは呼び出して利用できます。
このような時代にあえて紙の手紙を送るのもいいもの
今や国民の多くがスマホやパソコンを利用する時代です。用事があれば電子メールやLINEなどで十分用が足りてしまいます。
でも文明の利器の良いところを大いに利用しつつ、郵便配達の方の足音を待つというのも楽しいではありませんか。
Webレタックスも便利です
Webレタックスはお祝い、お悔みなど、台紙も各種用意されています。
文面は直接入力でき、フォントもその場で選択できます。
また手持ちの写真を使った「かんたんフォトフレーム」という機能もあります。
(おわり)