植木鉢を除けてみたらその下に黒光りする虫が2、3匹固まっていた。
なんだこれは?? とちょっとつついてみたらヨタヨタと逃げていく。
なんとなくゲンゴロウに似ているような。でもゲンゴロウほどの美しさはない。
もしかして新種か。
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これがサツマゴキブリ
知人に尋ねるとこれはサツマゴキブリといって、九州や沖縄などに分布しているという。最近は本州でも確認され徐々に生息地を広げているらしい。
サツマゴキブリについては意外に知らない人が多い。
なにせゴキブリと言っても家の中に入ってくることはほとんどないからである。
物陰に隠れてじっとしていることが多い。
Wikipedia等で調べると、中国では現在でも薬用として利用され高価で取引されるということである。本当かな。
ゴキブリと聞くとちょっと汚らしい(失礼)と感じるかもしれない。でもよく見てみると結構かわいい。
なんたって動きがもたもたしている。羽が無い(退化している)ので飛ぶことはない。
これなら丸めた新聞で100パーセント退治できそうだ。いや別に退治しなくてもいいのだが…。
動画もご覧ください。
サツマゴキブリについて
和名:サツマゴキブリ
分類群:ゴキブリ目ムカシゴキブリ上科ブラベルスゴキブリ科
学名:Opisthoplatia orientalis
自然分布:インド、大陸中国、マカオ、インドネシア(ジャワ島)日本国内(九州南部、四国足摺岬、琉球列島)に分布
生息環境:森林や道端の石や倒木の下などの隙間
参照:国立環境研究所 侵入生物データベースより
(おわり)