大隅国の和気神社 祀られている人物といのししの関係は?

目次

和気清麻呂と和気神社


 鹿児島県霧島市に和気神社というのがあります。神社よりもここで行われる藤まつりの方が有名かもしれません。

しかし歴史に目を向けてみると、奈良時代に和気清麻呂が宇佐八幡宮神託事件に関連して流されたのが大隅のこの地なのです。

お礼のために宇佐神宮に参詣しようと豊前国に上陸したときに、追ってきた刺客に対し現れた猪の群れが一行の輿を取り囲むようにして護衛したとの話があります。宇佐神宮でお参りしたら足のケガも治ったことから、清麻呂公は足腰の守護神とも言われているのです。

大隅和気神社で売られているお守りのひとつ。
大隅国和気神社で売られているお守りの一つ

神社で売られていたお守りの一つで、「イノシシは足が震えて歩けなくなった清麻呂公を霊泉に案内し足が治った」と言われています。

別の説では元々病気だったとか、道鏡が送った刺客に腱を切られたという話もあります。

宇佐八幡宮神託事件については、備前国和気神社の記事に書きましたのでご覧ください。

 この伝説をもとに幕末期に島津斉彬が調査を行って、この地を清麻呂の流罪の地と確定しました。

しかし神社建立は皇紀二千六百年を機に持ち上がった話で、建てられたのは1946年のことです。

坂本龍馬が新婚旅行の際に参拝したという記述を時々見かけますが、あり得ない話ですね。

大隅和気神社本殿
和気神社の本殿

社前で狛猪がお出迎え

狛犬の代わりに猪が社前を守護しています。

白猪の和気ちゃんも・・・。

備前の和気神社にははく製の猪親子がいますが、こちらは本物の生きた猪です。

展望台

社殿の隣にある藤棚(和気公園)を通り過ぎて階段を登ると展望台があります。

神社への入り口付近(案内)

県道470号線沿いにある「犬養の滝」駐車場。この駐車場の真向かいある階段を上るとすぐです。車で神社の駐車場へ行く場合は、県道をそのまま400メートルほど進んで左折し、山道を進んでください。

交通アクセスと宿

目次