
昔のスピード写真から大きく進化
中学生のときに取ったアマチュア無線技士の免許証の写真は証明写真機(昔はスピード写真と言っていた)で撮ったものです。
当時は画質もあまり良くない間に合わせの写真といった印象はありましたが、白黒写真なのでさほど劣化することもなく今もそのまま所持しています。
さて現在の証明写真機ですが、もはや昔の「スピード写真」ではありません。
カラー写真であることはもちろんのこと、画質の向上はもとより写真のデジタルデータ化でオンラインでも利用できるようになり、時代の流れとともに目覚ましい進化を遂げているのに気が付きます。
証明写真機ボックスへ入るのが恥ずかしい?
さてこの証明写真機、ボックスの中へ入るのが恥ずかしいという声をよく聴きます。私自身も久しぶりに使ってみて何度か気恥ずかしさを感じたものです。
証明写真機はスーパーやホームセンターの入り口付近に設置してあることが多く、皆さん買い物のために店内に入るところを独り全く別目的でボックスに向かうのですから、自意識過剰でなくても恥ずかしいものです。
しかもスーツ&ネクタイ姿なら「おそらく履歴書用だろう」というのは分かってしまい、そんな大事な写真は写真館で撮るべきじゃないのか、などと後ろめたさを感じてしまうこともあるからではないでしょうか。
使ってみたいけどなんとなく怖い
さらに恥ずかしさと共にある一種の怖さも感じます。
使ったことが無いとどんな手順で写真が撮られるのか、難しいことはないのか、支払いはどうするのかなど事前に知識が無いことによる怖さです。
更に今の機械はかなり複雑になった上に無人機であるため、操作が分からず困ったら誰に聞いたらいいのかと一瞬不安に感じるのも無理もありません。写真館ならすべてお任せなんですけどね。
しかし心配ご無用。案ずるより産むが易しというではありませんか。これだけ証明写真機が普及してきたのがその証拠です。

記事を書くために何度も利用したら慣れてしまって、恥ずかしさも怖さも無くなったよ。
知れば納得 証明写真機 -撮影からプリントまでの流れ-
実際のところ操作方法は証明写真機の音声ガイドだけでも十分理解できるほど簡単です。
でもある程度知っておかないと利用に二の足を踏んでしまうという方のために、ここでは簡単にその内容をお伝えしたいと思います。
【例】いろいろなサービスがありますが、ここでは下記の条件とします。
● プリントとデジタルデータの両方が必要
● 美肌等補正なし(レギュラーということ)
その1 作業の流れを画像と文字で見る



「キャンセル」と「戻る」でいつでも取り消したり1つ前に戻れるよ


BOX内の音声案内は「次へ」ボタンでスキップしたり「戻る」ボタンでもう一度聞くことができます。
- 支払方法の選択
- 「プリントとデータ」あるいは「データのみ」の選択
- 「美肌&肌色補正」又は「レギュラー」を選択
- 上記の「最終確認」
- 支払は現金(QR決済はしたことが無いので省略)








- 表示された料金を投入(現金の場合)
- 白黒写真又はカラー写真の選択
- 種類(履歴書/その他/免許証/中型/大型/パスポート…等々)の選択




STEP3が終了し、良ければ「撮影」ボタンを押して撮影開始です。
- 1回の撮影で2枚撮るが、気に入らなければ1度だけ撮り直し可
- 2枚(撮り直しをしていれば4枚)の写真から1枚を選択
- 顔が写真の中央に来るように矢印で位置調整



写真は2枚の中から選ぶんだけど、撮り直しをした場合は合計4枚の中から選ぶことになるんだ。
位置合わせが終了し「決定」ボタンを押すとデータがアップロードされます。その後プリントが始まり外の受け皿に出てきます。


プリントはボックス外の受け皿に出てきます。
「データのみ」を選択した場合は、プリントの代わりにQRコードやパスワードが記載されたカードが印刷されます。
アップロードされたデータは自宅等で(ただし7日以内に)スマホにダウンロードし活用できます。
その2 作業の流れを動画で見る
(音声で雰囲気もわかります)
まず雰囲気を疑似体験
実際に証明写真機を利用した時の状況を、あえて最小限のカットで動画にまとめました。
音が出ます。ご注意ください。(動画の長さ:8分53秒かかりました。ちょっと長いです。)
雰囲気は感じていただけましたか。音声案内があるので実際操作してみると思ったよりも簡単です。
なお、上記ビデオの画像の一部は変更になっています(2022.7月現在)。



次ページ「後編」ではアプリを使ってデータをスマホに取り込み再プリント(焼き増し)する手順や、証明写真全般の注意事項についても若干触れることにします。